臼井 満利枝さん  元受講生 (広島市東区)

一頁づつ、じっくり読ませていただきました。先生が世界の各地(観光地でないところ)を廻って見聞したことが綴られていてとても良い勉強になりました。 その国、都市の文化や歴史・風俗・習慣などが書かれてあり、自分もそこに行ったような気にさせてもらいました。 沢山の国に出かけられて、資料も膨大な数だろうし、すぐにメモを取られていたのでしょうね。 先生がなぜ旅に出られたのか、その訳は、お母様のお声を回想するためだったという件には、すっしりと重みを感じました。6000万年前の地球で起きていた現象の所に立ち、「母に知らせたかった」というところなどです。 文章が全体的に柔らかく書かれていて、先生のお人柄が出ているせいか、読んでいるうちに、気分が落ち着いてくるのが不思議でした。フランスのシャトウホテルでウキウキして、日本語で「はーい」と返事をした場面では、つい微笑んでしまいました。 前回の著書が縁で母校の創立記念講演に招かれ千人の前で話されたこと、語学が出来るというのは人生を何倍も豊かにしてくれるものだと思いました。 エピローグで書かれている「今ある私の存在は、あらゆる岐路で私自身が、自分で選択した結果の総和であること。自己責任そのものであり、私が造った作品だと・・」やはり、自分が歩んできた人生、選んで生きたことが今の自分そのものなのですね。 「ひとりの旅を今終える」というところでは、何とも言えないくらいの心地よさと、しばしの余韻を感じていました。 私も体が動くうちに様々な国の歴史や文化に触れて、自分流の記録誌(私の場合は風景写真のをまとめる)を作りたいと思っています。