スリランカ シギリヤ・レディ 

岩山に絶世の美女がいるという。その名は、シギリヤ・レディ。1500を経て、この世界遺産は、多くの観光客を呼び寄せている。

骨肉の争いの宮殿跡

緑の原野の岩山に、要塞のような王宮が残されていた。5世紀にシンハラ王朝の王位を巡り、兄弟があらそったという。平民の女性との間に生まれた長男カーシャバと、王族女性との間に生まれた次男モッガラーナがいた。長男は王位が欲しくて父親を殺害してしまう。弟の反撃を恐れた新王カーシャバが、地上180mの岩山に築いたのが難攻不落の宮殿に描かれた、壁画の事である。

11年後、王は、インドから軍を率いてきた弟との戦いに敗れ自害したという。後に宮殿は仏教僧に寄進された。 入口には沐浴場があった。風車を利用して水の流れを取りいれた庭園、自然を利用したトンネルなど、急な階段を上って最上階に昇り、広がる原野を眺めた。

岸壁の天女たち フレスコ画で豊満な美女が描かれている、十数人もいるだろうか。色鮮やかに残されていて観光の名所になっている。 頭髪を結い上げ髪飾りを付け、胸に宝石をあしらったネックレス、腕も貴石の腕輪で飾り指に蓮の花を持っている。この国は宝石の産地でもある。ウエストのくびれはなんともうらやましい。

宮殿の入口 ライオンの爪

眼下に見下ろす草原は、何事もなかったかのように広がっていた。