宮古島 その1

 着陸態勢になった。窓の外に流れる雲の動きが速い。機長から「気流の悪いところを通過しています。シートベルトを締めてください」とアナウンス。雲の中をゆっさゆっさ、横揺れがしていた。とつぜんモニターの眼前に滑走路があらわれた、同時に「ガグッン」と衝撃があって、宮古空港にランディングした。

北緯24度、東シナ海の島は亜熱帯海洋性気候である。気温29度、生ぬるい空気で上着を脱いだ。ふと、どこかでかいだ香りがよぎる。パラオ・サイパン、南国の香りだ。

宮古島空港

ハイビスカス・ブーゲンビリア花や葉の大きさがこの島の気候を語る。

ばなな

パパイヤ

マンゴ

スリランカ シギリヤ・レディ 

岩山に絶世の美女がいるという。その名は、シギリヤ・レディ。1500を経て、この世界遺産は、多くの観光客を呼び寄せている。

骨肉の争いの宮殿跡

緑の原野の岩山に、要塞のような王宮が残されていた。5世紀にシンハラ王朝の王位を巡り、兄弟があらそったという。平民の女性との間に生まれた長男カーシャバと、王族女性との間に生まれた次男モッガラーナがいた。長男は王位が欲しくて父親を殺害してしまう。弟の反撃を恐れた新王カーシャバが、地上180mの岩山に築いたのが難攻不落の宮殿に描かれた、壁画の事である。

11年後、王は、インドから軍を率いてきた弟との戦いに敗れ自害したという。後に宮殿は仏教僧に寄進された。 入口には沐浴場があった。風車を利用して水の流れを取りいれた庭園、自然を利用したトンネルなど、急な階段を上って最上階に昇り、広がる原野を眺めた。

岸壁の天女たち フレスコ画で豊満な美女が描かれている、十数人もいるだろうか。色鮮やかに残されていて観光の名所になっている。 頭髪を結い上げ髪飾りを付け、胸に宝石をあしらったネックレス、腕も貴石の腕輪で飾り指に蓮の花を持っている。この国は宝石の産地でもある。ウエストのくびれはなんともうらやましい。

宮殿の入口 ライオンの爪

眼下に見下ろす草原は、何事もなかったかのように広がっていた。

 

 

スリランカ コロンボ

コロンボの多発テロが報道されている。私は、シャングリラ・ホテルに7年前に宿泊している。インド洋の真珠といわれた、あの素朴な街に「なぜ?」と惨劇が信じられない。

背景にあるのは何?

地球上の民衆に、パーソナル通信機が拡販されていることと、無関係ではない。小さなメディア機器は、裕福な暮らしと貧困層の日常をつぶさに露わにする。人は知ってしまったことを、知らなかったことには出来ない。

国を束ねる指導者と経済がキーになるのだろう。不合理は、格差感を強める。分断から紛争→テロという不条理な行為に行き場を探す。「愚か」というのはたやすいが、命を懸けた「自爆」はあまりにあわれである。

スリランカは、小山に茶畑が広広がる、小乗仏教が華開いた穏やかな国である。王様の位を巡って内戦を経験している。世界遺産のシギリヤロックに古い壁画が残されていた。鮮やかな色彩が記憶に残っている。

象の孤児院で象にミルクを飲ませた。

インドとスリランカがまだ陸続きであった当時に、釈迦がわたって布教していた。菩提樹が繁る、仏歯寺で菩提樹の葉を拾ってきた。

当時のブログに残した写真はごく一部だった。新たに、スリランカの画像を載せてみた。

コロンボ市街

象の水浴び

ミルクを飲ませる

パール・ハーバー(真珠湾)永遠の零

ケーブルTVで「永遠のゼロ」の映画を再視聴した。見る度にこころ震える。

戦艦「赤城」から離陸と着艦の迫力も圧巻で、私の記憶はあの日に戻るのである。あれはフランスのノルマンディーを旅した2か月後、鳴海 章の「真珠湾遥かなり」読みながらオアフ島を訪ねた。生々しい記憶がよみがえる。

開戦のアリゾナと終戦のミズーリが、同じ真珠湾に隣り合わせで並んで立つ。

アリゾナ(慰霊の戦艦)

戦艦ミズーリー

マッカーサーの待機室

重光葵の降伏文書署名

ダグラス・マッカーサー

ゼロ戦がぶつかってゆがんだ箇所

降伏文書