今何してる?

Facebookに“今なにしてる?”というコメント箇所がある。このイージーさがいい。


異国でご縁を得た友人たちと,短い文章で近況を知らせ合い、写真を共有するのに実に便利だ。

数年前になる。ロンドンのThames River 河畔で初老の英国人に「日本人ですか」と声を掛けられた。丁度、河畔のパフォーマンスに見とれていた時である。一瞬,ギョッとした。柔和な笑顔で「僕は日本人の友人を持っている」と嬉しそうに絵葉書などを見せてくれた。直感で警戒を解いた。

前日、コッツウォルズのウオーキングから、ロンドン市内に入り、市内サイクリングツアーを終え、ぶらぶら、テムズリバーサイドを散策しながら、ホテルに戻るところだった。彼(M氏)と自己紹介をしながら、一緒にロンドンブリッジを渡って別れた。彼は奥様を亡くし、ひとりでリバーサイドを散歩しながら、旅をしている日本人と交流するのを楽しみにしていた。帰国して一度メールを交換したが、以来、用事もなくて疎遠になっていた。

ところが、私のFacebookにM氏から友人承認のリクエストとが届いた。彼は最近Facebookデビューしたという。思わずあの時の彼かと確かめていた。

友人

M氏が作った折り紙細工

昨日、ロンドンブリッジに、オリンピックの五輪のモニュメントが掲げられた。英語で彼にコメントを届けた。

後日、英国を旅した時、彼に再会し、美術館を案内していただき、オリンピック会場跡地をご一緒に観光した。ホテルまで送っていただき、近くの八百屋さんで求めていたらしい蜜柑をいただいた。忘れ難い。「いま、何してるかしら?」

ロンドンオリンピック会場跡地

ケーブルで

彼に写してもらった写真である。私が、Facebookのカバー写真やプロフィールを変えると必ず、メッセージが届くのがうれしい。

いま、何してる?

記憶の scenery

あの日、あの時、あの場所で、夢中でシャッターを切った。心動かされてレンズに残した写真である。万を超える画像は、外付けハードディスに納めている。HPからも容易いに探せるのがありがたい。「今ではもう出来ない」追憶になったそれぞれを、拾っている。

アイルランド、イニシュモアの断崖

ちょっと待て! 飛び込むのは・・。

この場所には、バスや自転車では入れない。歩いてきて初めてこの景観に出遭える。大西洋の彼方から巨大なうねりをつい食って押し寄せる波は、岸壁に激突し高く飛び上がり砕け、叫ぶように白く散ってゆく。

メンバーはいつまでも黙して動かない。岸壁の波の叫びを聞いていた。ここでまた、私は、時間を止めておきたい場所に出遭えた。マチュピチュの遺跡のように・・。

キラーに国立公園へ

滝   デティフォスの滝(アイスランド)

ヴァトナヨークトル氷河を水源とする落ちる滝のこと。幅100m、落差40m水量毎分200立方mはヨーロッパ最大。各地で多くの巨大な滝を見てきたが、この滝は別の姿を見せる。魂が激しく揺さぶられるような轟音を発して駆け落ちる灰色の水。2009年の噴火の火山灰で黒くなった氷河の水だ。温暖化で水量は増えている。まるで羊の群れのように黙々と黒い塊が断崖を落ちていった。

2011年7月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイスランの「慈恩の滝」という名前は、かつて病で苦しんでいた龍(大蛇とも)を僧侶が癒したという伝説に基づいています。また、慈恩の滝は別名「裏見の滝」とも呼ばれており、滝の内側から眺められる遊歩道も設置されています。

天領の街 日田

江戸幕府の直轄地・天領として栄えた日田の豆田町を歩いた。

豆田町


「雛御殿」。そこには約3,800体のおひな様が一斉展示されていた。目を見張る驚きだ。天保14年に三代目当主が全国から収集し始めたのが始まりで、江戸時代~現代に至るまでさまざまなおひな様が飾られていた。写真撮影ができると聞いて鑑賞した。無形文化財の人形師「原米州」、「大木平蔵」の作品である。飽きることがない。また「日田祇園祭」の部屋もあり、艶やかなミニチュア版の山鉾など時間を忘れて見入った。

日田駅の駅舎は木造で、街の雰囲気に似合っていた。

日田駅

そうていない

 昨年は、「そうていがい」という言葉が地球上で頻繁に聞かれた。“思ってもいない事態”が出来することを云う。それが異常気象だけでなく、世界の政治・経済・社会現象、外交問題に及ぶ。いつどこで何が起こるかわからない、いつからだろう。何があってもおかしくない地球になっていた。

 記憶に新しいのは、3.11の大災害に続く、自然災害だ。ゲリラ集中豪雨とか、トルネード(竜巻)、想定外の猛暑・マイナス数十度の寒波が北アメリカ、欧州に起きている。専門家はさまざまな説を語る。“ミニ氷河期の到来だ”“太陽の黒点の数が増えている”とか。温暖化の問題を越えているのだと。どの説も少しづつ本当なのであろう。

 四季が鮮明でなくなって久しい。地球を旅して考える。インカ人の文明もマヤ歴のカレンダー、古代エジプト文明、ケルトの民族も5000年前から、冬至と夏至を知り、想定内で地球が動くことを基に築かれていた。現地を訪ね、現物に触れてリアルに感じた。旅の記録を読み直し、あの日の自分に反っている。

南米パタゴニア
パイネの朝焼け

 誇れる想定内 五分毎に新幹線の列車がホームに飛び込んでくる。想定を裏切られない正確さは、世界屈指の文化として誇れるものだ。アメリカの友人曰く「小さな島国の日本で“そんなに急ぐ交通網が必要なのかい?」私曰く「だから必要なのよ。技術立国としては、スピードがビジネスマンの必須アイテムだから」と答えたことがある。いま、少し違っている。

 安全を支えるきめ細かな配慮は、マニュアル文化だけでは不可能にちかい。暗黙の了解と以心伝心という、高度な精神文化が絶妙に塩梅されてこそ可能なのだと思っている。だから世界に誇れるのである。

 私の利用するJRの在来線は、単線ダイヤの離合駅である。ホームで列車を待っていて双方から正確に電車の灯りが見えとうれしくなる。裏切らない「そうていない」だからだ。それで、数か月先、数千キロ先への予定が立つのだ。9年間のひとり旅を経験則にして(想定内を信じて)、2か月先と4か月先にヨーロッパとアメリカへの旅を予約した。飛行機が飛ぶ大気圏のジェット気流や貿易風に乱れがなく、太陽と銀河系惑星の軌道に、想定外が起こらないように祈りながら・・。しかし、想定外の延長線に近代文明が発達してきたのも事実である。

ふと見ると山の端の夕焼け雲が美しい。5000年前の人類も、同じ様に心動かされたのであろう。

カリブの夕焼け

新・人間革命と私 第6巻..より

新・人間革命6巻 は、「新世紀の舞台は世界である。そこには、戦禍にあえぐ友がいる。悲嘆にくれる母がいる。飢えに泣く子らがいる・・・」で文章が起こされている。

山本伸一は、「地球を平和の楽園に・・」との強い決意で、世界広布を中東から始めた。57年前、昭和37年の1月である。羽田→フィリピン(マニラ)→イラン(テヘラン)→イラク(バクダッド)→トルコ(アンカラ)→ギリシャ(アテネ)→エジプト(カイロ)→パキスタン(カラチ)→ タイの行程であった。

この中で私が旅した箇所が6か所、第6巻の遠路は、感慨深く一気に読み進めたところである。


ギリシャ(アテネ)

8年前、私がひとり旅で訪ねたアテネは、すでに崩壊していた。ギリシャの経済が破綻したのは2か月後である。銀行の前に長蛇の列、アテネ市内にはスリが横行し、若者が麻薬に汚染されていた。ソクラテスやプラトンが活躍した哲学の都はすでになく、なぜ?なぜ?と思いながら歩き回った街である。

パルテノン神殿400年も大理石の柱は不滅の輝きを放っていた。
小高い神殿までの通路は観光客の脚で磨かれつるんつるん。ここから眼下にアゴラが見えている。

山本伸一が随行員とパルテノン神殿を訪ね、ギリシャが産んだ稀代の哲学者ソクラテスと弟子のプラトンを語っている。

ソクラテス

プラトン

民主主義が発症した語らいの場アゴラは、学会の座談会のようなものである。語らいの場所で、人間錬磨の場所であった。

ソクラテスは「無知の知」を唱え、問答法で敵わなかった権力者によって死刑になる。
アテネの嫉妬社会が、ソクラテスを投獄し、民主主義が崩壊してゆく。後日、弟子のプラトンが弁明し、師の名誉を回復してゆく。まさに牧口先生と戸田先生、池田先生のように・・

山本伸一曰く「師のソクラテスのような正義の人が、絶対に殺されることのない国家を建設しようと、プラトンは民主主義の落とし穴を徹底的に解明していった。」

パルテノン神殿

人の足で磨かれた神殿への道

ギリシャ国旗

アゴラ


今も、学会批判する評論家は多いが、アゴラのような座談会に着目する人は少ない。

 

エジプト(カイロ)クフ王のピラミット(140mの四角垂)
奴隷の強制労働で出来たといわれているガ、山本伸一は、随行員に言う。

「わずかの手抜きもない、狂いのない作業には、情熱と意思がいる。責任を持たなければなし得ない作業なのだ。4500年後まで残されている工事が、奴隷の強制労働で出来る筈がない。」と。後日、伸一の考えが証明されている。

ギザのピラミット

ひとつの石の重さは2トン半、30年前、私は巨大な石に腰をかけて砂漠を眺めていた。その石がどこからどのようにして運ばれたか、真剣に考えるようになったのが後の事である。

山本伸一は言う。イタリア(ローマ)、イラク(バクダッド)、ギリシャ(アテネ)、エジプト(カイロ)マヤ文明・・これらの古代文明が崩壊したのは、なぜか?
「内乱・他国侵略・自然災害・疫病と言われているが、根本は、その国の国民の魂の腐敗、精神の腐敗と断言。人間の心のなかにある。」

小説・人間革命とは..

数十か国語に翻訳され、世界のベストセラー人間革命12巻、新・人間革命31巻は、55年間に及び執筆された叙事詩である。ようやく、読了することができた。打ち震えるような感動を何度も味わった。スポーツジムに通う電車の中で読み進めたのである。

山本伸一という一人の仏法者が、渾身の精神力で信者を守り抜く、壮絶な生き方を縦軸に、世界の歴史と文化・教育と並び、著名な人物との交流を横軸に織りなされている。アーノルド・トインビー、周恩来、ゴルバチョフ、キッシンジャー、ワンガリ・マータイ、ソニアガンジー、ライナス・ポーリング博士・・・他にも哲学者との会談や交流録多数。著名大学の名誉博士号も数百に及ぶ。

戸田城聖2代会長との師弟の絆は、運命であったのであろうか。「この弟子にこの師あり」世界文明・教育・などを網羅した一大叙事詩である。現在、SGIは192ヵ国、地域に流布し、その勢いはとどまらない。

信濃路・・3 諏訪湖→松本城

周囲16kmの諏訪湖は、有名な花火大会で知られる。周囲に美術館や観光名所が並ぶ。ホテルからの湖面に癒される。

翌日、50分に一回噴出する間欠泉を見た。5mの噴出に、一人旅をしていたロシア人の男性が、興奮していた。ガラス美術館

ガラスで造ったキャベツの葉

松本城を観光

天守閣が国宝の松本城、江戸時代、400年前に小笠原貞朝の築城という。別名「烏城」黒い城としても知られる。日本アルプスを背景に堀に映える威容は圧巻である。見る場所でまるで雰囲気が異なる。